awsの利用での悩みは運用管理です。システムの規模が大きくなればなるほど、運用管理にかかる工数が多くなってしまいます。awsには運用管理をサポートするサービスも用意されています。これらのサービスを利用することで運用管理の工数を削減できる他、リスクを低減したaws運用も可能になります。

awsの運用管理をサポートするサービスを紹介します。

運用管理を自動化させてメリットになるもの

awsを利用する事でクラウド上にサーバーを設置する事になり、あらゆる業務の効率化を図ることができます。awsは既にメジャーな企業でも導入されている実績があり、安心して利用できるクラウドサービスの一つになっています。

awsを利用する事でのメリットは場所を問わずにインターネット環境さえ整っていれば、オフィスと同じ環境下で業務を遂行できるクラウドがメインですが、運用効率を高めるために運用の自動化を行うオプションも多数用意されています。

人員不足が叫ばれている中、運用の自動化は本来人が行っていた業務を機械に任せることができるため、人件費を削減できる他、24時間作業を行うことができたり、正確性も人を上回るため導入の価値はあります。しかし、どんな業務でも運用の自動化をすることはできません。

awsに限らず、運用の自動化に向いているとされる作業の種類は、単純作業であり手順が決まっており繰り返し発生する作業です。これらに該当する作業は、人で行うよりawsの運用自動化を導入した方が効率的に実施できます。

自動化の運用管理を行うawsのサービスは3つあります。

AWS Systems Manager

まず1つめのサービスがAWS Systems Managerです。AWS Systems Managerは、サーバの設定や管理や運用をまとめて実施することができるサービスで、複数のサーバを一元管理できる優れものです。

EC2やオンプレミスのサーバにも対応しているため、利用価値は高いのが特徴です。SSMエージェントがサーバのインベントリ情報を自動で取得して記録しておくため、管理者がCSVで記録データをCSV形式で出力してチェックする事も簡単にできます。

システムを稼働させている企業では生命線にもなっているサーバの管理を怠る事はできません。特に顧客向けのECサイトなどを有している場合、サーバダウンなどの影響は企業の信頼価値にも直結するため最も神経を尖らせておかなければなりません。

システムの管理はそれぞれのサーバにログインして稼働状況や負荷の状況を確認しなければなりませんが、サーバの数が多ければその分工数がかかります。AWS Systems Managerを導入すれば、運用管理工数を大幅に削減できるようになり、サーバの管理体制の強化とコスト削減の両方を実現する事が可能です。

AWS Config

awsはサーバの管理だけを行っていても十分運用管理されているとは言い切れません。awsには利用者が存在する以上、リソースに関しても管理しておく必要があります。このawsのリソースを管理するサービスがAWS Configです。

AWS Configはリソースに対していつ誰がどのような変更を加えたのかを記録していきます。そしてこの変更に対する監視機能もついています。変更してはならない項目に対して変更記録がなされると、アラートを発する事ができる他、変更を自動で元に戻すことも可能。

予めルールを設定しておくことでルールに逸脱した変更をすべて排除する事も実現できます。特に公開や非公開といったセキュリティに関する項目に対して有効な機能で、勝手に公開にされたことによって生じる損害を未然に防止することができます。

リソースは人の手によって変更されるため、意図しなくてもうっかりミスを起こしてしまうこともあります。人間のうっかりミスを防止するための運用管理としても有効なサービスです。

Amazon CloudWatch Events

さらにaws上の詳細な状況に対して運用管理をしたい場合には、Amazon CloudWatch Eventsがおすすめです。Amazon CloudWatch Eventsは、aws上で行われたイベントに対して予め設定したルールに基づいて処理を行う機能です。

AWS Configが主にawsの中枢を作業する管理者向けの運用管理であるのに対して、awsを利用するすべてを対象としているのがAmazon CloudWatch Eventsの特徴です。

アクセス権の変更をルール化しておき、ルールに逸脱する権限変更がなされたときに元に自動的に戻したり、変更時間の設定を行い、時間外の操作は一切受け付けずに変更されても元に戻す事も可能です。これらはすべてログに記録されているため、のちに誰の手によって変更操作が加えられそうになったかを監視追跡することもできます。

もちろんすべての運用を予めルール化する事は物理的に難しいのですが、awsの重要な運用に関するルールを事前に決めておくだけでも利用価値はあります。これらの管理を手作業で行おうとすると、発見するまでに時間を要する事になり手遅れになる可能性もあるため、人件費のコスト削減以上の効果を見いだすことが期待できます。

運用管理の自動化を高度化する

運用の自動化はとても効率的ですが、一度設定をして完了する訳ではありません。単純で頻度の多いものの設定を元に行い、徐々に運用管理の幅を広げていく事が高度化の第一歩です。設定の見直しを定期的に行う事でよりメリットを高めることにもつながります。

今まで、運用管理に費やしていた工数を次の設定を考案するための時間に費やす事が最も理想的な運用方法です。またawsの提供するサービスは進化し続けています。新しい機能が追加されたり、より高度化され続けています。

最初は使い方に戸惑うかもしれませんが、常に新しいサービスを知り、自社のawsに導入する事で時代の最先端に追従することが可能です。紹介した3つのサービスはawsの提供しているサービスの中でも、利用者が多いメジャーなサービスです。

これ以外にもawsには様々なサービスが存在しており、ニーズに合ったサービスを探す事もできます。運用管理はawsを利用している以上必要不可欠な工数ですが、それを適所自動化を行い、必要最低限の工数で最大の価値を利用できるように工夫することがawsを使い倒す近道です。

awsの運用管理は自動化を上手に取り入れる

awsを利用している企業は多いですが、運用管理に悩んでいる企業も少なくありません。システムを利用する以上、運用管理の工数は必然的にかかりますが、awsにはこれらの運用管理をサポートするサービスがあります。

上手に運用管理サービスを取り入れる事で運用管理にかかる工数を削減し、より高度なaws運用を実現する事ができます。